代表メッセージ President's Message

ANAフーズが
⼤切にするもの
⽣産者と消費者をつなぎ、
⾷を通じて
豊かで持続可能な
社会の実現に貢献します
ANAフーズ株式会社 代表取締役社長 田中 久敬

今から遡ること60余年、1955年(昭和30年)に当時高級青果として需要が急拡大していた台湾バナナの輸入を担う商社として、柴田産業が創業しました。
その19年後の1974年(昭和49年)、全日空傘下で多角化事業を担う全日空商事のなかに空輸食品課が設置され、「味の千人会」として各地の名産品を産地からお客さまのもとに直送する事業をはじめました。

いずれも小さなスタートでしたが、こころざしのある人々が始めたこの2つの事業が私たちANAフーズの原点です。

その後、これらの事業とその思いは、日本フレッシュフーズ、航空食品、全日空商事の3社に引き継がれ、ANAグループとしての強みを生かしながら、時代の要請に合った食品を消費者の皆さまにお届けする事業として、それぞれ拡大をしてきました。そして2014年、全日空商事グループの食品事業を束ねる専門商社として、私たちANAフーズはスタートしたのです。

現在私たちは、バナナをはじめとする生鮮果物や、ナッツ、ドライフルーツの輸入販売、全国の百貨店の産地直送の食品ギフトの取り扱い、日本の食材の海外への輸出など、ANAグループ各社と連携しつつ、さまざまな事業を手がけて独自の事業展開を図っています。 全国の支店網・生産拠点を活用し、お得意先さまやお取引先さま、海外の事業パートナーとともに、安全・安心で高品質な食品を消費者の皆さまにお届けしています。

ライフスタイルや社会の変化によって、食品およびその流通に対する社会からの期待値は日に日に高まっており、消費者の皆さまのニーズは一層多様化しています。 とりわけ、食の安全・安心や品質管理、安定供給は、生産者の方々と消費者の皆さまをつなぐ私たちにとって、重要な役割であり、経営の責務・品質マネジメントの基礎として事業の中心に据えています。

バナナ輸入販売で培った底力と、エアラインにも通じる安全・安心。私たちANAフーズは、この2つを原点に、多彩な事業展開を通じて皆さまの期待にお応えし、食文化の充実と、豊かで持続可能な社会の実現に貢献する集団でありたいと願っています。

ANAフーズ株式会社 代表取締役社長
田中 久敬