バナナビ Bana Navi

バナナトリビア

  • バナナを素手で2つに割る方法

    1本では多い時や2人で分け合って食べる時に「エイッ!」と、割ってみてください。意外ときれいに割れます。
    2つに割るときに、爪で少し傷を付けるときれいに割れやすくなりますが、熟しすぎたバナナではできないこともあります。

  • バナナの食べ頃

    バナナは熟すにつれて果皮に“シュガースポット”と呼ばれる茶色い斑点がでてきます。
    シュガースポットが増えてくると甘味も増してきます。食べ頃のバナナが家庭に届くように気温や湿度、バナナの状態を見ながら、色を調整して出荷されているのです。人それぞれ、好みの甘さがあると思いますので、自分だけのバナナの「食べ頃」を見つけてください。くれぐれも熟しすぎには注意してくださいね。

  • バナナの色付け加工

    バナナは黄色い状態で実っているわけではありません。バナナの色付けは室(ムロ)と呼ばれるバナナ色付け専用の熟成庫で行われます。温度、炭酸ガス、湿度を調整し、熟成促進用エチレンガス(植物ホルモンの一種)を用いて色をつけるのです。熟成管理はコンピュータで行いますが、その日の気温や湿度によっても仕上がりが異なってくるため、それを見極めて消費者のニーズに合った色をつけるには、職人の長年の経験と熟練の技が必要不可欠となります。

  • バナナの上手な保存方法

    バナナは衝撃と圧力に弱いフルーツです。机に直接置くと、接地面がストレスを受けて果肉が軟化したり、茶色く褐変することがあります。これを防ぐためにも保存の際は、市販のバナナハンガーに吊下げるのがお勧めです。バナナハンガーは、100円ショップでも購入が可能です。ぜひ飾りとしてのバナナも楽しんでください。ちなみに熟したバナナはハンガーからちぎれて落ちてしまいますので、その前に召し上がってくださいね。

  • 携帯にお勧めグッズ

    遠足や登山、行楽等に持っていく際そのままでは、押されや潰れによりバナナが傷んでしまい、食べるときに真っ黒に傷んでいた…なんてこともありますよね?そのため、バナナは専用のバナナケースに入れて持ち運ぶのがお勧めです。ハードケースタイプやソフトケースタイプ、そして色やデザインも様々な商品が市販されています。バナナハンガーと同じく手軽に手に入れることができますので、バナナでおしゃれも楽しんでみてはいかが?きっとバナナを食べるのがさらに楽しくなりますよ。

  • バナナの保存温度

    保存する際は直射日光の当たらない風通しのよい場所が最適です。温度の目安は、15~20度です。保存温度が高いと熟成は早く進みますが、高すぎると果皮が裂けたり、果肉が急速に軟化してしまいます。逆に低すぎると熟成が止まり、果皮が褐変します。これはいわゆるバナナの低温障害で、業界では、このことを“かぜをひいた状態”と言います。冷やして食べたい場合は、食べる2時間ほど前に、新聞紙等で包んで冷気が直接当たらないようにして冷蔵庫に入れてください。食べきれない場合は、果皮をむいてからラップに包んで冷凍庫で冷凍保存し、召し上がって下さい。

  • フィリピンで人気のバナナ

    日本人が好むのはキャベンディッシュ種という種類。一方、生産地のフィリピンで一番人気があるのはラカタン種。ラカタン種はほのかな酸味があるのが特徴です。キャベンディッシュよりも短く太い形状。他に、カルダバ種という料理用のバナナを焼いたり揚げて、砂糖や蜂蜜、フルーツのソースを絡めて食べるのが人気の食べ方です。見た目ではなかなか違いがわからないかもしれませんね。ぜひ食べ比べてみてください。

  • バナナの筋、果肉の黒い部分の正体

    バナナの先端部分(花がついているところ)は、受精後に硬く閉じた状態となり、タンニンという成分が多く含まれています。衝撃を与えると果肉の芯の部分まで黒くなることがあります。タンニンはお茶などにも含まれるポリフェノールの一種ですので、食べても問題ありません。そのほかにも、芯の周りや果肉の一部が黒くなることがあります。これは梱包や輸送などの作業によって外から圧力が加わったり振動を受けたりした場合、果肉の細胞壁が壊れ、タンニンが酸化酵素と反応して黒くなる生理現象です。

  • 表皮に付いてる汚れ

    バナナの果皮に茶色い汚れが付いていることがありますが、これはバナナをカットした際に浸み出たラテックス(乳液)によるものです。このラテックスは、果皮表面に付着していますので、バナナは問題なく召し上がれます。なお、ベタベタすることもあるので、洋服などに付着しないよう注意しましょう。

  • バナナとスポーツ選手の関係

    試合や練習のインターバルにすばやく手軽に食べることができて、冷やさなくても美味しく食べられるのは、身体を冷やしたくないスポーツ選手にはうってつけ。炭水化物は筋肉や脳のエネルギーとなる栄養素であり、バナナに含まれる炭水化物は、食べてすぐ吸収されてエネルギーとなるもの、食べてから時間をかけて徐々にエネルギーに変わるものが一緒に入っているのです。
    さらに、糖分をエネルギーに変えるのに必要なビタミンB群も豊富ですから筋肉に持続的にエネルギーを供給する必要があるスポーツ選手には適した食べ物と言えます。汗と共に失われるミネラル類も豊富です。

  • バナナは受験生にも最適!

    脳はエネルギーとしてほとんどをブドウ糖に頼っています。ブドウ糖を補給するには、ブドウ糖自体を摂取するか、各種の糖質、炭水化物が身体の中で分解されることで作られます。バナナの炭水化物(糖質)は、早い時間でブドウ糖にかわるものと、時間を置いてブドウ糖になるものと、消化吸収時間の異なる複数の糖質があるので、脳に持続してエネルギーを補給できるのです。勉強の合間のエネルギー補給に、バナナは効果発揮するでしょう。

  • バナナとダイエット

    バナナは一見高カロリーに思えますが、実は可食部100g当たり約86kcalと意外と低いのが特徴です。ちなみにご飯は100g当たり168kcalですから、ご飯(精白米)1杯=バナナ約2本ですね。手軽に食べられるバナナですが、その1本で得られる栄養や満足感がダイエットを更に無理なく続けさせるのでしょう。食物繊維やオリゴ糖も含むため、便秘の改善にも役立ちます。
    (日本食品標準成分表2010)

  • バナナの効果とがん予防

    バナナはビタミン、食物繊維、マグネシウムなどの栄養素を含む食品としてだけでなく、抗酸化力が高い食品と言われています。呼吸時に発生する活性酸素が必要以上に作りだすのを防ぐ働き、つまりは動脈硬化やがんなどの予防になる働きをするのです。そして、身近な果物の中では最も免疫力を高める効果が高いということが判明し、免疫力を高めることでさらにがん予防になると考えられています。

  • バナナの色の変化で効果が違う?!

    バナナが青から黄色、茶色へと変化するのはご存知かと思いますが、バナナはバナナでも、色によって効果が違うのはご存知でしたか?でも、青のバナナは、なかなか食べたどころか、あまり目にした事がないかもしれません。その青のバナナから効能をご紹介します。

    【青バナナ】は、“整腸効果”が期待できます。食物繊維と同様の働きをすると言われ、難消化性デンプンが多く含まれています。

    【黄色バナナ】は、“アンチエイジング効果”が期待できます。体内の脂質や糖質、たんぱく質などのエネルギー代謝に欠かせないビタミンB2やナイアシン、ビタミンB6は美容ビタミンとも呼ばれ、バナナは他の果物に比べて多く、しかもバランスよく同時に摂れるのです。

    【茶色バナナ】は、免疫力を高める効果が期待されています。特に、シュガースポットの出た茶色バナナでは、普通の果物では珍しい燐脂質が含まれており、界面活性作用が強く、胃粘膜を保護する可能性があることもマウスの実験で確認されています。さらに牛乳とバナナを混ぜることで、胃粘膜保護効果が向上することもラットの実験から示されています。

    青いバナナでも、熟したバナナでも、それぞれに効果があるので、効果を気にして食べてみるのはいかがでしょうか!